コロナ病棟へ支援に行って

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今回、5階病棟の他スタッフ2名とともに、コロナ病棟に支援に行きました。

多くの方が心配されているように、私も「感染したらどうしよう」「全く知らない部署で何が出来るのか」など、多くの不安を抱えながら初日を迎えました。


まず初めに感じたことは、

『スタッフのみんなが察して声をかけてくれること』
『誰に聞いても優しく答えを返してくれる』

という病棟スタッフの受け入れ態勢の穏やかさでした。


そして、業務をする中で、レッドゾーンに入る際の更衣や脱衣スペースの解りやすさ、グリーンゾーンとの分離や業務分担、マニュアルの充実具合などに触れ、この病棟を作り上げるのがどれほど大変だったのかと想像し、感嘆したことを今でも覚えています。

感染することなくコロナ病棟での勤務を終えた後、今度は逆にコロナ病棟のスタッフが支援に来てくれるようになりました。



『5階は未知の領域で怖いと思っていたが、知っているスタッフがいるから5階に支援に行きやすくなった』と言ってもらえて、私がコロナ病棟で学ばせていただいた内容だけでない支援の成果があったことを本当に嬉しく感じています。


また、3階病棟スタッフの人柄の理解が出来ていたことで、短期間の支援であっても患者様を安心してお任せすることが出来ています。



11月に参加した中堅研修でも、他部署との協働の必要性がテーマになっていました。

支援やローテーションなどを通じて関係作りが行なえたり、他病棟の業務内容を知ることで、『患者さんに提供できるケアの幅が広がったり』、『協働しやすくなる』など、私が支援に出て感じたことと同じような声が多くのスタッフから出されていました。


私は他病院からの転職後、短期間の4階病棟勤務を経て、6年以上5階病棟で勤務しています。

コロナ禍で病棟へのラウンドも中止しているため、私の顔やどんな活動をしているのかご存じない方も多いのではないでしょうか。


今後も顔の見える関係作りをすすめ、みなさまに活用していただける認定看護師でありたいと思います。

                               (緩和ケア認定看護師 太田 里美)

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