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感染管理認定看護師
COVID-19のパンデミックで大きな役割を担うことに
私が「感染管理」に興味を持ったのは、神戸協同病院の急性期内科病棟で働いていた時に、大量化学療法や抹消血管細胞移植の患者さんを受け入れることになり、勉強を始めたことがきっかけでした。そして、2005年に感染管理認定看護師となり、感染管理に係わる業務をしています。活動内容としては、会議を通じて学びを広げたり、業務改善やマニュアル作りなど看護部全体の力量向上に力を注いでいます。
2020年頃に発生したCOVID-19のパンデミックでは、感染管理認定看護師として、一気にたくさんの課題を求められ対応に追われました。感染管理認定看護師の役割を大きく変えたことを実感しています。同時に現場もずいぶん経験知を積み重ねることになりました。
新興感染症はいつどこで起こるかは誰にもわかりません。これからも既知の感染症のみならず、まだ発生していない未知の感染症含めて院内感染対策の教育、実践、相談に頑張っていこうと思います。
「患者とともにつくる看護」…私の大好きな言葉です。そして、神戸協同病院は「患者とともに」を出発点にすることを大事にしています。私たちといっしょに働いてみませんか。
緩和ケア認定看護師
人生の最期まで、その人らしさを支え続けられる看護を提供します
がんを患っている患者さんとそのご家族は、がんと診断された時から、身体的な苦痛だけでなく、精神的・社会的・スピリチュアル(霊的な)苦痛を体験されています。
緩和ケア認定看護師は、専門的な知識と技術を用いた支援を行うことで、それらの苦痛が最小限となり、その人らしい日常生活が送れることを目標に活動をしています。
緩和ケア病棟では、患者さんのお気持ちをそれぞれのプライマリーナースがしっかり受け止め、カンファレンスで共有し、「患者さんの安楽のため」「どこまでその方の希望を支え続けられるか」という2つの大きな目標に向かって議論を重ねながらケアを提供しています。
この病棟で、この看護師たちと一緒なら安心して過ごすことができると感じて頂けるよう、これからも患者さんやご家族と、時には冗談も交えながらコミュニケーションを図り、信頼できる関係性を目指して寄り添っていきたいと思います。
「緩和ケア」という言葉は、医療従事者でもイメージしにくい方が多いのではないでしょうか。個人的な活動として、少しでも多くの方に「緩和ケア」を身近に感じていただけるように、症状緩和の実際や学会での学びなどA4用紙1枚にまとめて院内向けに発行しています。また、質の高い看護を一人でも多くの看護師が提供できるよう、医師や薬剤師などと協力しながら学習会を開催しています。
慢性心不全認定看護師
“住み慣れた地域で暮らしたい”の願いに寄り添って
高齢化社会のため、この数年は心不全の患者数は増加しており、このままでは心不全パンデミック状態がおきると予想されています。また、心不全は増悪と寛解を繰り返しながら進行する病態で、入退院を繰り返すことも特徴です。私は、心不全を抱えながらも、住み慣れた地域で過ごしたいと願う地域の患者さんや神戸医療生協の組合員さんに、生活の質を維持しながら過ごしていただきたいと思っています。そのために心不全の病態と増悪因子や患者さん個々の背景を適切にアセスメントし、仲間と共に、患者さんやご家族の困りごとに耳を傾け、安心して生活できるよう支援し寄り添う看護をめざしています。
病棟では、医師をはじめ多職種で心不全カンファレンスを行い、療養上の注意点や退院に向けての支援内容を共有し、心不全が再増悪しないよう介入方法を検討しています。また私自身の活動としては、職場を超えて相談に乗ったり、心不全看護についての講義もさせていただき、心不全看護の実践者の育成にも力を入れています。
回復期リハビリテーション病棟(副主任)
副主任として、回復期リハビリテーション病棟で勤務しています。
回リハの患者さんとの関わりで何より嬉しいのは「家に帰りたい」という患者さんが、無事住み慣れた家に帰ることができた時です。
どんな患者さんに対しても、医師・看護師・ケアワーカー・リハビリスタッフ・栄養士・医療ソーシャルワーカーなどの多職種がチームとなって、患者さんの願いに寄り添ってかなえていくところは、一緒に働く仲間としても「すごいな」と思う瞬間です。
現在、子育て中ですが、保育園のお迎えや子どもの体調不良時などに、勤務の調整やメンバーからの助けをいただきながら働いています。家庭のことを一番に考えてくれる職場で感謝するとともに、職責者として全員が安心して働ける風土を守っていきたいと考えています。
透析室(中堅看護師)
神戸協同病院との出会いは、看護実習です。看護師の皆さんに優しく親切にしてもらい“ここで働きたいな”と入職を決意しました。
内科病棟、外科病棟、いたやどクリニック外来を経て、現在は透析室で勤務しています。
透析室でも患者様とのコミュニケーションと笑顔を大切にし、長いお付き合いとなる患者様たちが安心して透析生活を送ることができるよう、仲間と協力しています。子育てや仕事のことで悩んだ時も、先輩方にアドバイスを受け、「何とかなる!」と前向きに頑張っています。
外来手術室(2年目)
私は今年で入職2年目となりました。奨学生の頃から奨学生交流会に参加していたことで、顔見知りの同期や、病院スタッフとの繋がりを持てたことにより、入職後もよく声をかけて頂き安心して働くことができています。現在は初期研修の一環で、回復期リハビリテーションから外来へ異動し、かかりつけの皆さまの日々の健康、安心を守れるよう日々励んでいます。
外来手術室(3年目)
入職して3年目になりました。奨学生からの入職だったため、学生時代から関わりのある同期や先輩方がいることで安心して働くことができました。現在は初期研修も終盤になり、病棟・外来で様々な経験ができたことで、内視鏡での看護をより深めていきたいと思うようになりました。現在は、消化器内視鏡技師学会などの講義を受講するなど、知識や技術の向上に取り組んでいます。
一般病棟(3年目)
透析室から一般病棟に配属になって約2年が経ちました。
私は学生の時に奨学金を借りたことで、経済的に大きな不安なく学生生活を過ごすことができました。入職前から同期や先輩看護師と交流があったので、入職後も安心して働き始められました。
初期研修は覚えることがたくさんあり、大変だと感じることもありますが、一人ひとりの成長を確認しながら進めてくれるので、できる喜びを確実に増やしながら学ぶことができています。
一般病棟(主任・教育担当者)
入職後からたくさんの患者さんや仲間と出会い、その温かさに支えられてこれまで頑張ってきました。一緒に泣いたり笑ったり怒ったりしながら、看護とは何かを教わり、これまで育てていただいたことに感謝しています。
そして今は、患者さんに寄り添い、一緒になって病気と向き合える看護師の育成に携わっています。4階病棟では卒後5年までの若い看護師が多く、教育担当者や中堅看護師が指導にあたり、患者さん一人ひとりのニーズに応えられるよう、知識や技術習得に奮闘しています。
地域の患者さんや医療生協の組合員さんに求められる病棟看護を実践し、これからもスタッフと一緒に前進していきたいと思います。
看護師の主な出身校
- 神戸看護専門学校
- 神戸市医師会看護専門学校
- 西宮市医師会看護専門学校
- 姫路市医師会看護専門学校
- 宝塚市看護専門学校
- 播磨看護専門学校
- 総合衛生学院
- はくほう会医療専門学校明石校
- 兵庫県立大学
- 関西看護医療大学
- 兵庫医科大学
- 園田学園女子大学
- 大阪青山大学
- 甲南女子大学
- 兵庫県立日高高等学校 など