みなさん、こんんちは☆
今回は、長田区の下町にある神戸協同病院で透析室看護師として活躍するナースを紹介します!
看護学生向けの情報誌に投稿・掲載された記事をぜひご覧ください(^_-)
みなさん、3~4時間ずっとベッドに横になって寝返りもあまりせず、腕は点滴をしてるように伸ばしたままでいてみてください。とても苦痛です。手や腰が寝ているだけで痛くなります。この姿勢を毎週3回。患者さんは、本当によく頑張って透析を受けてくれているなと思います。それだけに、この3~4時間が少しでも苦痛のないように過ごすことができないか考え、日々援助できたらと思っています。
日々の透析治療中に行っていることは、背部マッサージや必要時は軟膏の塗布をしたり、足の爪の管理が自分でできない患者のフットチェックを行ったり、爪を切ったり薬を塗ったりしています。お薬の自己管理ができない患者さんには、薬の管理のお手伝いをしています。
災害時のことも考え、患者さんに災害時どう対応するかの説明を行ったり、患者カードを作成し、持ち歩いてもらうよう指導したりしています。時には、家族の方とも連携をはかり、スムーズに透析が受けられるように、連絡ノートを活用しています。
そして、患者さんに喜ばれているのは、透析導入日を記念日とし、記念日カードを作成しています。
それぞれの患者さんの記念日に、看護師全員で患者さんのところに行き、これまで受けてこられた透析治療を労い、これからも一緒に頑張っていきましょうと話します。時には今までの透析生活を振り返られ、涙される方もおられたり、帰って家族にも話ししてくださったりしているようです。その患者さんの気持ちが、日々の私たちが行っている看護への心のよりどころとなっています。
患者さんがよく言います。「代わってみい」と。それほど、つらい思いをしているのだと思います。その患者さんになることはできないですが、少しでも患者さんに寄り添い、患者さんの気持ちを理解することで、より患者さんが必要とする援助に近づけるのではないかと考えています。
↓ナースの手作り記念日カード(^-^)
最後に、どこの民医連も患者さんや家族・職員にとても優しい組織だと思います。神戸協同病院でも同じです。実習や見学に来てくれた学生さんたちからもよく「職種関係なく仲がいい」と言われます。私は、来てくれた学生さんに少しでも看護師の仕事について伝え、看護師の道にすすめるよう手助けできたらと思っています。
途中、挫折しそうになるかもしれませんが、その時は現場の先輩看護師に相談してくださいね。きっといい知恵がもらえるはず!一緒に患者さんと喜んだり悲しんだりできる看護師になりましょう。夏のナーシングセミナーへのご参加、心よりお待ちしています♪
(透析室師長 岸本 京子)
神戸協同病院 看護部
〒653-0041
兵庫県神戸市長田区久保町2-4-7
TEL.078-641-6211