命をつなぐ透析室

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「今日はえらい体重増えてるやん、どないしたん?」

「ちょっとワイン飲みすぎたなぁ」

「ワインはカリウムも増えるから気をつけなあかんやん」

「はいはい」

 

透析室前、朝の微笑ましい風景です。

 

開設当時4人の患者さまで始まった透析が、今では21床46人になり、透析件数は1ヶ月600件を超えています!

 

透析室では、水分やカリウムなどの食事指導を行ったり、3ヶ月に1回フットケアを行い、

足に問題のある人は透析毎のケアをし、足病変の悪化を未然に防いでいます。

患者さまが透析を導入し、つらいお気持ちやがんばったというお気持ちに寄り添えるようにと、

5年前から導入日に合わせて「透析導入記念日カード」という手作りのカードをプレゼントしています。

 

担当看護師からコメントや写真を添えてのカードは大変好評で、

「もう少し頑張ってこようかなという気持ちになる」「今までのカードをずっと大事に持っています」など、

うれしい言葉もいただいています☆

ここ長田の下町は、一人暮らしの患者さまも多く、週3回透析に来ることで命をつないでいるような患者さまもいます。

食事ができない、内服管理ができない、入浴ができない、買い物に行けないなど、

透析以前の問題を抱えている方も何人かいて、

毎日のように数か所の事業所のケアマネやヘルパーの方たちと連絡を取り合っています。

時には区役所の職員にかけあうこともあります。

患者さまが安心して生活できるようサポートすることも透析室の大きな役割となっています。

透析は一生しなければなりません。

 

患者さまにとって何が必要か、何を求められているのか、

これからも患者さまの目線で考え、サポートしていきたいと思います。 

 

(透析室F)

 

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