緩和ケア病棟に入院中のKさんのお話です。
いつもbedに横になっておられるKさんから見えるベランダの外には、
プランターに植えられたミニトマトの木が見えました。
事務次長さんが育ててくれたミニトマトの木です。
夏の太陽をいっぱいに浴びて、ボランティアさんが毎日お水をあげ、愛情を注いで下さいます。
どんどんミニトマトは育ち、真っ赤な美味しそうな実をつけました☆
Kさんは言います。
「もうすぐ食べれるよー」
「明日が食べごろよ。⚪︎⚪︎看護師さん食べてみて」
「この実は⚪︎⚪︎看護師さんの分だからねー。2つはダメよ」
病気のせいで、食事を口にする事が出来ないKさんでしたが、
ミニトマトの成長と私たちの食べた時の嬉しそうな顔を、誰よりも楽しみにして下さっていました。
夏の終わり・・・
「トマトが枯れてきたの。もう夏も終わり…」
Kさんの心も少しさみしそうです。
そんな中、事務次長さんがコスモスとラディッシュの苗を持って来てくれました!!
Kさんのお部屋からちゃ~んと見えるベランダの外です!
Kさん!今度は、秋空に向かって綺麗に咲くコスモスの花を一緒に見ましょうね♪