昨年の11月1日より中西看護部長から総看護師長を引き継ぎました金子です。
私が神戸協同病院に入職したのは19年前で2歳の娘と6か月の双子を育児しながらのまさに子育て真っ最中の時でした。
外来に配属され、子育てと両立しながらの勤務は目の回るような忙しさで、その頃のことはあまり覚えていません…(笑)
そんな中でも外来ではたくさんの経験をさせてもらい、外来業務を通して、地域まるごとの医療活動に関わり、「無座別・平等の医療」の医療を目指し働くことができました。
子どもが小さかったので熱を出して急に休ませてもらうことも多くありましたが、当時の外来の先輩たちは、
「仕方ないよ、子育ては順番だから。早く元気になるといいね。」
と言ってくださり、皆さんに支えられ働き続けることができ、本当に感謝しています。
その後、3階病棟と地域医療室の師長を経て現在に至ります。
特に地域医療室では近隣病院や地域の開業医さんと関わりを持ち、協同病院だけでは成り立たないこと、地域全体が協力し支えあっていくことの重要性も学びました。
2023年5月から新型コロナウイルス感染症は5類に分類され、10月からはコロナ関連の診療報酬は引き下げとなりました。
神戸協同病院の3階病棟では約3年続いたコロナ病棟を地域包括病棟に転換し、フルオープンに向けて奮闘中です。
コロナ病棟稼働中はベッドが満床でお断りせざるを得なかった事例もありましたが、現在は外来・病棟ともに「断らない」の姿勢を貫き頑張っています。
まだまだ出来ることはあると思います。
私自身、力不足でご迷惑をおかけすることもあると思いますが、これからも患者さんの立場に立ち、治療だけでなく生活やその人自身に目を向け、神戸協同病院にしかできない医療を追求できるように全職員で力を合わせて頑張っていきましょう。
新しい一年が良い年となりますように。
神戸協同病院
師長室 金子ちさと