まだまだ残暑の厳しい9月16日(土)の午後、毎年恒例の夏の奨学生交流を開催しました!
初めに、みんなの近況報告会からスタート☆
「学校にもバイトにも少しずつ慣れてきました」
「ナーシングセミナーで、地域包括ケア病棟の役割を学びました」
「来週からいよいよ実習が始まるので不安です」
「10月からは1週間に1回模試があり大変です」
など、1年生から大学4年生まで、学生さんの近況報告に質問し合いながらおしゃべりを楽しみました。
メイン企画・事例学習会では、「家に帰りたい、でも不安の強い患者さんへの退院支援」をテーマに、自分が担当看護師の立場なら、患者さんにどのような支援が必要か、患者さんの意思決定支援についてみんなで考えました。
企画の後半は、“人権Café”。
「世の中おかしいな」と感じることをみんなで出し合い、いくつかの意見の中から「自分もそう思う!」と思った意見を3つ選んでシールを貼り、なぜそう思うかについて発表!
シール投票の第1位は、
「育児に参加する父親が『イクメン』と呼ばれることに違和感がある」
第2位は、「子どもは社会全体で見守り育てていくべき存在のはずなのに煙たがられたり、人の目や人とのつながりなど育てやすい社会ではないと感じること」
で、子育てに関することにみんなのアンテナが強く働きました。
その他、
「SNSを見ていると誰かがコメントした誹謗中傷に乗っかる人が多く、それで自殺まで追い込められる人が多いこと」
「税金が上がり続けて給料が増えないこと」
「貧困が連鎖すること」
「ごみの分別で、瓶と缶は入れる穴が違っても中で一緒になっていること」
など、多岐にわたる“おかしくない?”について、職員も学生と一緒に、日ごろ何となく感じてはいてもこんなに深く話すことがなかったテーマで大いに盛り上がりました。
みんなの意見が聞けたり、自分自身がどう感じるかについて深掘りできた有意義な時間となりました☆
「実際の事例で、退院の際の悩みを知ることができ、不安をできるだけ取り除いてあげることが支援として大切なことを学びました」
「世の中のおかしいことの意見交換も、学生だけでなく職員さんの意見も聞けたので楽しかったです」
「みんなで楽しくデザートを食べながら交流できてとてもよい時間になりました。次回も楽しみにしています」
など、短時間でしたが、事例学習と人権Caféの2本柱でしっかり学んで交流した夏となりました♪