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在宅を支える 訪問看護師の役割とは②

在宅での看取りの支援

訪問看護に携わる中でご家族様との関わりも重要となります。

困っていることの相談を受けたり、ケアの指導やご本人が安全に自宅療養を送るためのアドバイスを行うなど様々です。

「住み慣れた家で最期を迎えたい」と願う方も多く、訪問看護では在宅での看取りの支援も行います。

一般的な看取りの流れとして、まず医師が終末期である利用者とその家族に在宅での看取りについて状況説明を行い意思を確認します。

訪問時には苦痛の緩和や日常生活の援助、家族に対するケアを行い、心身共に支援します。
そして最期の時、ステーションによって対応は様々ですが、訪問看護つばさでは緊急コールで看護師に連絡を入れて頂くようにしています。

ご家族様から連絡が入るとすぐに駆け付け、亡くなられたことを確認してから往診医へ報告します。
その間ご家族様には状況をしっかりと伝え、その後の対応の説明を行い、希望があればエンゼルケアを行います。

一緒にケアをしながらご家族様の悲しみを受け入れ、ご本人様が最期まで頑張ったこと、支えていたご家族様も今まで頑張ってこられたことなどお声がけをします。

看取りの後、しばらくして落ち着かれた頃にお悔みの訪問でお線香をあげに行かせて頂くこともあります。

「ここにあったベッドがなくなって、部屋が広く感じる」と涙を浮かべる方や
「家で看取れてよかった」と笑顔で話される方、ご家族様の受け入れも様々です。

弔問の際には訪問していた時の出来事や、最期を迎えた時のこと、生前のご本人様の思い出話を傾聴しながらご家族様の気持ちに寄り添います。訪問看護の現場においてもグリーフケアは看護師の重要な役割であると感じています。

子育てとの両立

訪問看護に異動後、結婚・出産を経て、現在は二児の母になり子育てと両立して働いています。

1歳と3歳、とても手がかかる時期で、毎朝の出勤準備や帰宅後のお世話も一苦労です。

仕事と子育ての両立は大変ですが、仕事をする中で利用者様からの「ありがとう」の言葉に元気をもらったり、職場のスタッフ同士の和気藹々とした会話が気分転換になっています。

利用者様からも「お子さんは元気?育児大変でしょう?」とお声をかけて頂くこともあり、世代を超えた子育てトークは訪問時の楽しみのひとつでもあります。

 

訪問看護にはたくさんのやりがいや魅力があります。
これから実習へ行く学生さんには在宅看護実習を通して看護の楽しさを感じてもらえたら嬉しいです。

(訪問看護つテーションつばさ 藤田 絵里子)
↓ママのお迎えに笑顔♪

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